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親しい人の自宅を訪ねたような、ホッとくつろぐおそば屋さん。
札幌市 「そば切り みやもと」根本様
斜里産そば粉の香りと味を楽しむ。
14席の客席スペースに広がる開放感とくつろぎ。

JR白石駅から車で5分ほど。閑静なの住宅街に、小さなおそば屋さんがあります。根本憲司さん、正子さんご夫婦が営む『そば切り みやもと』は、自宅の一部を店舗として利用。そのモダンな外観から、初めて訪れる人はそば屋と気づかず、通り過ぎてしまうこともあるといいます。
玄関のドアを開けると、正面の厨房ではご主人の憲司さんがそば打ちの真っ最中。奥様の正子さんがやさしい笑顔で迎えてくれました。靴を脱いであがるため、まるで根本さんのお家に遊びに来たような、楽しい気持ちになります。

根本さん夫婦が『そば切り みやもと』を開いたのは、2000年の4月のこと。HOPに建築を依頼された理由は、「HOPのモデルハウスが理想の家そのもので、とても気に入ったため」(憲司さん)。また、道産の木材にこだわるHOPの姿勢にも共感を覚えた、と正子さんは振り返ります。来た人にホッとなごんで欲しい、という思いから、客席スペースでは2階までの吹き抜けにし、10坪ほどながら開放感のあるつくりにしました。上部には小窓を設け、自然光をふんだんに取り入れています。太い梁は芦別産のタモ材、壁には吸湿性の良い珪藻土を使用。自然素材の持つ柔らかな風合いが、訪れる人に安らぎを与えます。どっしりとした古木のテーブルや、あぐらをかけるほどゆったりとした椅子など、細部にまでこだわったのも、「自分たちがこうしてもらえたらうれしいな、と思うことを実現しただけ」と正子さん。女性一人でも気軽に立ち寄れるそば屋、というのもテーマのひとつだったそうです。



妥協のない作り手の思いが、絶品の味をつくり出す。

もともとそば好きだったというお二人だけに、そばへのこだわりも並々ならぬものがあります。使うのは選び抜かれた斜里産のそば粉。仕入れ業者さんに玄そば(殻付きの実)のまま保存してもらい、石臼で必要な分だけ挽いてもらっているそうです。
また、醤油は道産丸大豆100%、削り節は自分で厚めに削ったもの、かえしも瓶に入れて室(むろ)で3ヶ月熟成させてから使うなど、手間を惜しまない誠実な姿勢に、口コミで訪れるお客様が多い、というのもうなずけます。
「ぜひ、種もの(具入りの汁そば)を食べてもらいたい」と、具に使う材料も厳選しています。人気が高いのは天然エビの天ぷらが2本つく「海老天そば」や、ステーキ用のカモ肉を使った「鴨南そば」。さらに、11月からは厚岸産のカキを使ったおそばも登場します。「自分が食べて、心からおいしいと思うものだけを出したい」という根本さんご夫婦。その信念が生み出した『そばきり みやもと』の味。道産そばの香りとまろやかなかえしとの絶妙な味わいは、食べる人に至福の喜びを与えてくれます。
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